関宿の職人を訪ねて

東海道五十三次の47番目の宿場。

三重県亀山市の関宿に行ってきました。

今も200棟以上の町家が残っていて、まるでタイムスリップしたような気分になります。

 

その中にある『桶重』

明治15年創業の歴史ある桶屋さんです。

三重県指定文化財『関の桶』

ガラス越しにじっと見ていると、親方がおいでおいでと手招きしてくれました!!いざ突入!

 

 

親方に、貴重なお話をたくさんしていただきました。

桶に使う木は、椹(さわら)と槙(まき)と杉。長野まで仕入れに行くそうです。寒さが厳しい信州の木は、成長が遅くて年輪が詰まっているから、水が漏れないのだそう。

日本全国から、桶修理、復元など、様々な依頼が来るそうです。

親方は、伝統を受け継ぐものは、昔と同じ物を作ったり直したりできなあかん、それが職人や!

とおっしゃっていました。

カンナの上で木を滑らせて、桶の作り方を見せてくれました。

お店の中に入れていただいて、とても嬉しかったです。

ありがとうございます。